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2012年12月

2012/12/29

名曲は愛車レガシィとともに

今回は話題をがらりと変えて、車とカーオーディオの話を。

僕の愛車は、スバルのレガシィ。それも第2世代のセダンRSだ。平成8年式だから、かれこれ17年になる。おそらくこんなに長く同じ車に乗っている人は、まずいないのではないだろうか。購入当時、まさかこんな長い付き合いになろうとは夢にも思わなかった。

このセダン(BD型)は、当時ほとんど売れなかったと記憶している。同種のツーリングワゴン(BG型)が爆発的にヒットし、一大ワゴン車ブームを巻き起こしたことを考えると極端な違いだ。当時は、とにかくワゴン車全盛時代で、セダン車自体が流行らなかった(第2世代のレガシィのツーリングワゴンとセダンの売れ行きは9対1くらい)。僕も周囲から「どうしてワゴンにしないのか」と、よく言われたものだ。


Legacybd


僕がそれまで乗っていたのは、中古で買った日産のスカイライン(R31)。名車とはいっても、1800㏄の「エクセル」という低いグレードで、「走りの~ 」とは名ばかり。スペックや装備は上位クラスに比べて大きく見劣りした(タコメーターさえ付いていなかった)。買った当時、僕は車にほとんど興味がなく、ただ単に「安いから」という理由だけで選んだのだが、それが間違いだった。やがて車に興味が沸いてくると、いろいろ欲が出てくる。ステアリングやテールレンズを上位タイプ仕様に変えたり、わざわざ集中ドアロックなどの機能を付け加えようとしたり…。結果、多額のお金と時間を注ぎ込むことになってしまった。その反省を踏まえて、レガシィに買い換えたときは(少々費用はかかったが)後悔しないように、最上級グレードのRSを選び、好みのオプションをすべて付けた。おかげで、購入時からほとんど手を加えることもなく、現在も、ほぼノーマルのままだ。

今、改めて思うのだが、この車は本当に素晴らしい車だ。スタイルは抜群にかっこいいし動力性能も申し分ない。僕の目に狂いはなかった(←自慢話)。マイナーチェンジにより前期タイプの欠点が修正されていて、発売されたときは、まさに一目惚れ状態だった。モモ製のステアリング、ビルシュタイン製のショックアブソーバーも素晴らしい。

当時の最高馬力となる280PS(ネット値)を発生するツインカムターボエンジン。ツインターボの繋ぎにトルクの段差があるという噂(うわさ)だったが、僕はエンジンをブン回すことはないし、まったく気にはならなかった。ハイオク仕様ながら燃費はリッター9キロ弱で、ちまたで言われるほど悪くはないし、4WDながら重量も軽く、5ナンバーサイズで取り回しが良い。しいて欠点を挙げるなら、低速域のトルクが弱いことくらいだろうか(マニュアル車なので、慣れないとエンストしやすい)。

ラジエターに穴が開き、運転中にボンネットから煙(水蒸気)が立ちのぼったり、オルタネーターの故障のため、繁華街の路上で全く動かなくなったりするなど、今までいくつものトラブルを経験したが、走行距離が200,000㎞を経た現在も絶好調で走ってくれるのは、こまめにメンテナンスを怠らなかったおかげだと思う。買い替えのタイミングも何度かあったのだが、結局、何やかやで今に至っている。僕のこだわりである「外見はノーマルだが、中身は過激」という車を、最近は見かけなくなった。現行のレガシィは第5世代(2009年~ )だが、欧米市場向けに肥大化して、もはや乗りたい車ではなくなってしまった。誠に残念なことである。

長い年月を共に過ごすと愛着も増し、情がわいてくるのは自然のなりゆき。この車は、もはや単なる機械(道具)ではなくなっている。僕の青春時代(30~40歳代)の喜怒哀楽を見届けてくれたし、母の最期の時も助けてくれた。僕の生涯における「最高の友」であることは間違いない。今後の目標は、走行距離222,222㎞達成! そして、その瞬間を写真に収めること。(111,111㎞や200,000㎞達成時などの写真は記録してある)


写真は、123,456km達成時の写真。トリップメーターも7890を指しているのに注目!

Legacy2_2

もちろん、これからもずっと乗り続けたいという気持ちはあるが、やがて部品の供給もストップし、手放さなければならないときが来るのだろう。思えば、あんなによく見かけた同種のツーリングワゴン(BG型)も、今では、めっきり見かけなくなった。別れは刻一刻と近づいている。手放すときは、ピカピカにして送り出してやりたい。でも泣くだろうなあ、絶対に…。


Legacy3

僕は通勤をはじめ、外出時の移動手段は、ほとんど車を利用しているので、音楽を聴くのも車の中が圧倒的に多い(購入したCDのほとんどは、車内で聴いている)。このレガシィは、純正オーディオも売りのひとつで、「スーパー・リアル・フォーカス・サウンド・システム」と呼ばれるもの。ケンウッド製のヘッドユニットは、DSP内蔵CDコンビステレオ(FKR-GX99)である。車内には前後左右計8ヵ所にスピーカーが設置されている。音場はこのレガシィ用にセッティングされ、イコライザー機能を細かく調整をすれば、ホームオーディオと遜色ない(いや、それ以上と言ってよいかも)良い音がする。ダイナミックレンジの広いクラシック音楽を再生する場合も同様で、まるでコンサートホールにいるようなサラウンド感が体感できるのだ。


Kenwoodgx99


カーオーディオは、1990年代に入ってから劇的に音や性能が良くなった。CDプレーヤーやグラフィックイコライザーなど、製品も充実し市場が一気に拡大した。人によっては低音用のサブウーファーを取り付けたり、高出力に対応するためにドアの遮音や振動補強(デッドニングという)をすることもあるが、僕のシステムは、前述のとおり、ほとんど手を加える必要はなかった。カセットテープが再生できるのもありがたい。音楽だけでなく英会話のテープなど、過去の「資産」を良い音で聴くことができる。CD-RやCD-RWの読み取り機能に対応していないことは残念だが、この車が発売された1996年当時は、CD-R自体が記録メディアとして普及していなかったことを考えれば致し方ない。

ヘッドユニットの不具合は、これまでCDプレーヤーのレーザーピックアップを2度交換したくらい。スピーカーは、ドアのデッドニングを施していないためか、ピアノやパイプオルガンの音を再生する場合、楽音にまとわりつくノイズが気になる。(弦楽器やオーケストラの場合、さほどノイズが気にならないのは音の成分の違いか…)。5年ほど前、いよいよノイズが目立つようになってきたので、車検時にディーラーで点検してもらったら、スピーカーのコーンの周囲が完全に破れていることが判明し、即交換した。おかげで耳障りなノイズは減ったのだが、最近また同様の現象が出てきたような気がする。しかし、今さら新しいデッキやスピーカーに入れ替えるのも、ためらいがあるし、今は何とか、だましだまし聴いているといったところだ。

愛車レガシィRSとの別れも、そう遠くはないような気がするが、次回、車を買い替える場合も、やはりカーオーディオにはこだわりたいと思っている。最近はカーナビゲーションや地上デジタル放送、ブルーレイ再生機能など、ビジュアル機能がトレンドの中心で、オーディオ機能については、あまり注目されなくなった気がする。ハードディスクの発明・普及によりCDチェンジャーはあっという間に過去の遺物となり、CDからお気に入りの曲をカーナビのハードディスクにダビングしたり、ipodなどの音楽プレーヤーを接続して聴くスタイルが主流になりつつある。

ドライブしながら、カーオーディオから流れる名曲が美しい景色とシンクロしてゆく奇跡のような瞬間を体験することがある。これは他に代えがたい至福のひとときといってもよい。

愛車と過ごす時間は長く、僕にとって、これからも車の中は大切なリスニングルームであり続けるだろう。


【参考映像】

ツーリングワゴン(BG型)のCMです。名優メル・ギブソンを起用した30秒もの(4パターン)です。特に紅葉の映像が美しい!


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