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2009/10/10

ラヴェル ピアノ三重奏曲

近代フランスを代表する作曲家のひとりであるジョゼフ=モーリス・ラヴェル(1875~1937)は、母方がスペイン系の血を引くバスク人であり、作曲家として生きる彼のアイデンティティを形成する上において大きな拠り所となった。

Ravel2

作風は、同じ印象主義と呼ばれる作曲家であるドビュッシーの作品に比べ、より知性的でアルカイックな透明感が特徴である。

代表作としては、『ダフニスとクロエ』『ラ・ヴァルス』『ボレロ』などのバレエ音楽や2曲のピアノ協奏曲などがあり、「オーケストラの魔術師」と呼ばれた彼の卓越した管弦楽法を存分に堪能することができるが、室内楽曲やピアノ曲、歌曲の分野においても優れた仕事を数多く残している。

今回取り上げる『ピアノ三重奏曲イ短調』は、第1次世界大戦が勃発した1914年、トラック運転手として兵役に従事していた彼が、死と隣り合わせの戦地で書き上げた室内楽の傑作であり、4つの楽章にわたり、生まれ故郷であるバスク地方の民族的色彩やオリエンタリズムの横溢がきわめて美しい。

演奏時間はおよそ25分

【お薦め盤】
クララ・ボナルディ(Vn)、イヴァン・シフォリュー(Vc) 、ノエル・リー(Pf) (ACCORD)

Ravelcd


【追記】
名曲でもあり、数多くの演奏がyoutubeに掲載されています。
※お薦め盤とは、演奏が異なります。

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