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2009/05/05

ファリャ ベティカ(アンダルシア)幻想曲

近代スペイン音楽の中心的存在であるマヌエル・デ・ファリャ(1876~1946)は、民族主義的要素と印象主義を巧みに融合した作風で広く知られる作曲家である。

Falla

マドリードでピアノを学び、スペインの舞台劇である「サルスエラ」の音楽を数多く手がけて認められる。1907年からパリに出て、デュカスやドビュッシー、ラヴェルなど多くの作曲家たちと親交を結ぶ中で、独自の作風を確立していった。代表作として有名なバレエ音楽『恋は魔術師』や『三角帽子』は、このころに生み出された作品である。

1921年には母国へ戻り、グラナダに居を構え新古典主義的要素の強い作品をいくつか発表していたが、1936年にスペイン内戦が勃発、やがてその混乱を避けてアルゼンチンに亡命し、そこで生涯を終えた。

今回取り上げる『ベティカ幻想曲』は、1919年に作曲されたピアノ曲で、題名にある「ベティカ」とはアンダルシアの古い呼称である。そのためこの曲は、『アンダルシア幻想曲』と呼ばれることも多い。

全編を通してスペインの民族的要素の濃厚な作品で、3拍子系を中心にした舞曲が次々と現れる。演奏には高度な技巧を必要とするが、華やかで演奏効果の高い名曲である。

演奏時間は約13分ほど

【お薦め盤】
ジャン=フランソワ・エッセール(ワーナー・クラシックス)

Fallacd


【追記】
youtubeにも、いくつか演奏が掲載されています。(2011年1月加筆修正)

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