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2009年1月

2009/01/11

バーンズ 詩的間奏曲

アメリカ合衆国の作曲家で指揮者のジェームズ・チャールズ・バーンズ(1949~   )は、吹奏楽の世界において数多くの作品を手がけるとともに、指導者としても活躍している大家である。

Barnes

オクラホマ州ホーバートに生まれた彼は、カンザス大学で作曲を学び、1977年からは母校において作曲や編曲法を教えている。また、親日家としても知られ、1989年の初来日以降、日本で多くの吹奏楽団の指導を行うとともに、委嘱作も数多い。とりわけ『アルヴァマー序曲』は、吹奏楽の名曲として、コンクールや定期演奏会などで盛んに演奏されている。

これまでに交響曲(6曲)をはじめ、数多くの吹奏楽作品を手がけ、上記の『アルヴァマー序曲』や『アパラチアン序曲』に代表されるように、親しみやすく明快な曲想が大きな魅力となっている。

今回ご紹介する作品は、ピッツバーグのノースヒル・ハイスクール・バンドの委嘱により作曲された『詩的間奏曲(Poeteic Intermezzo)』で、彼の代表作のひとつ。

金管による変ロ長調の荘厳な導入部の最後に残るF音を引き継いで、ウン・ポコ・メノ・モッソ(少し速度を落として)の指示で独奏ホルンが変ロ短調の主要主題を奏でるが、この憂いに満ちた息の長い旋律とハーモニーは極めて美しく印象的である。また、中間部でハープの伴奏にのって奏でられるオーボエのカンティレーナも、チャイコフスキーを彷彿とさせる素晴らしさで、聴きどころのひとつとなっている。

とかく輝かしい音色や圧倒されるほどの音圧によって聴かせることの多い吹奏楽曲群にあって、豊かな叙情性が魅力の異色作ともいえよう。

演奏時間はおよそ8分

【お薦め盤】
作曲者指揮、東京佼成ウインド・オーケストラ(佼成出版社)

Barnescd2


【追記】
youtubeに演奏が掲載されています。(2011年10月加筆)

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