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2007/10/20

スーク 幻想的スケルツォ

チェコの作曲家でありヴァイオリン奏者であったヨセフ・スーク(1875~1934)が名を知られるのは、プラハ音楽院時代の作曲の師ドヴォルザークの娘婿になったことや、同姓同名の孫が著名なヴァイオリニストとして現在も活躍していることくらいであった。
また唯一広く知られていた作品は、18歳の若書きの『弦楽セレナーデ』だったのではないだろうか。

Josefsuk1

僕も、20年数年前から『アスラエル交響曲』や管弦楽組曲『リンゴの木の下で』など、機会あるごとにさまざまな作品を聴いてきたにもかかわらず、いまいち心を打つ曲がなかったのが事実である。

しかし、偶然に買い求めたCDで、交響詩『夏物語』のフィルアップのように収められた、この『幻想的スケルツォ(作品25)』を聴いて耳を疑うほど驚いた。「何と素晴らしい曲!」 僕は初めて、この作曲家の作品に感動した。

曲はアレグロ・ヴィヴァーチェで、木管の軽妙なリズムの主題で始まるが、何と言ってもこの曲の最高の聴きどころは、54小節目からチェロ~ヴァイオリンによって表情豊かに奏される、郷愁を帯びたメロディーである。

このスークこそが、ドヴォルザークの正統の継承者であると思わせるに足る傑作であり、ぜひ多くの人に聴いてもらいたい。

演奏時間は、およそ15分

【お薦め盤】
チャールズ・マッケラス指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(ロンドン)

Suk_fantastic_scherzo


【追記】
何と、youtubeに映像が掲載されていました!
けっこう知名度の低い曲だと思っていたので驚きです。恐るべしヨウツベ・・・。(2010年3月29日加筆)
(※演奏は異なります)

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