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2007年3月

2007/03/10

エネスコ 弦楽八重奏曲 

20世紀前半に優れたヴァイオリニスト、指揮者などとして活躍したジョルジュ・エネスコ※(1881~1955)は、ルーマニアを代表する音楽家であり、作曲家としても優れた作品を数多く残したことで知られている。※ルーマニア語では「エネスク」と呼ぶ。

Enescu

幼少期より音楽の才能を発揮し、ウィーンやパリの音楽院で学び、優れた成績で卒業した彼は、演奏家として広く活躍するかたわら、ヴァイオリン教師としてメニューインやグリュミオーをはじめとする優れたヴァイオリニストを育てた。

作曲家としては、ルーマニアの民族色豊かな作品を作曲し、代表作には歌劇『エディプス王(作品23)』)、2つの『ルーマニア狂詩曲(作品11)』、数多くのピアノ曲などがある。

室内楽の分野においても、ソナタや弦楽四重奏をはじめ、あらゆる種類の作品を手がけていて、今回ご紹介する『弦楽八重奏曲ハ長調(作品7)』は、1900年、作曲家19歳のときの若書きながらも、すでに数多くの作品を手がけていた彼の天分が存分に発揮された名曲である。

曲は4つの楽章からなり、後期の新古典主義的作風のものよりとっつきやすく、みずみずしいメロディーにあふれ、透明感とともに交響曲のような厚みのある響きも大きな魅力となっている。(ちなみに当時の彼は、すでに4曲の習作的な交響曲を作曲していた)

僕は、かねてよりエネスコの作品を数多く蒐集しているが、ピアノ曲などとともに、日ごろ愛聴する作品のひとつである。

演奏時間はおよそ40分

【お薦め盤】
クレメラータ・バルティカ(ノンサッチ)

Enescucd


【追記】
音はいまいちですが、youtubeに映像が掲載されています。(2009年5月3日加筆)
※もちろん演奏者は異なります。


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