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2006/08/19

ウォルトン 『ファサード』第1組曲

サー・ウィリアム・ターナー・ウォルトン(1902~1983)は、現代イギリスを代表する作曲家のひとりである。

Walton

彼の音楽は、ディーリアスやヴォーン・ウィリアムズのようなイギリスの田園風景を彷彿とさせるものではないが、明確な調性に基づきながら用法は新鮮かつ大胆。気品があり、時にユーモア(毒舌の場合も多い)も感じられる。実に「英国らしい」の作曲家なのである。

代表作といわれる2曲の交響曲(第3番は未完)や協奏曲(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ)をはじめ、あらゆる分野において作品を残しているが、今回は1922年に初演され、彼の名を一躍有名にした出世作『ファサード』を取り上げる。

この曲は、ウォルトンのオックスフォード大学時代の友人の姉、イーディス・シットウェルの詩の朗読のために作曲されたもので、当初は器楽合奏編成であったものを、後に作曲者自身が2曲のオーケストラ組曲に編曲したもので、この第1組曲は、1928年にシエナ国際現代音楽祭で初演されている。

「ポルカ」「ワルツ」「スイスのヨーデル」「タンゴ・パソドプレ」「セビーリャのタランテラ」の5曲からなり、いずれもユーモアとウィットに富んだ親しみやすい小品ばかり。

演奏時間は、およそ12分

次に紹介するディスクでは、第2組曲や第3組曲(クリストファー・パーマー編曲)なども収められていて、ウォルトン入門としても最適である。

【お薦め盤】
ジャン・レイサム=ケーニック指揮、ロンドン・フィルハーモニック(シャンドス)

Waltoncd


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