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2005/12/03

シベリウス アンダンテ・フェスティーヴォ

フィンランドが生んだ国民的作曲家ジャン・シベリウス(1865~1957)は、若いころより、フィンランドの神話や叙事詩に基づく作品を、数多く作曲したことで知られる。
日本でも人気が高く、「日本シベリウス協会」がつくられているほどである。

Sibelius

1897年、フィンランド政府から年金を得、作曲に専念し、交響曲や交響詩をはじめ、ほとんどあらゆる分野で作品を残したが、1925年前後を境に、ほとんど作品を発表しなくなってしまう。
その後、91歳で亡くなるまでの30年余、妻の名前から命名したヤルヴェンパーの自宅「アイノラ荘」で過ごし、ラジオから流れてくる自分の曲の演奏を聴くのを楽しみにしていたという。

この『アンダンテ・フェスティーヴォ(祝祭アンダンテ)』は、1922年に弦楽四重奏曲として作曲されたものを、作曲家自身が1930年になって弦楽合奏とティンパニ(任意)に編曲したもの。
荘重でいくぶん感傷的な主題に始まる冒頭から、何度か偽終止を繰り返した後、アーメン終止に至るコーダまでの滔々(とうとう)とした流れは、言葉も出ないくらい感動的だ。

彼にとっても自信作だったらしく、演奏会では幾度となく指揮していて、1939年にフィンランド放送管弦楽団の演奏、作曲者の指揮による放送録音が残されている(シベリウス唯一の録音)。

演奏時間はおよそ5~6分

【お薦め盤】
オスモ・ヴァンスカ指揮、ラハティ交響楽団(BIS)

Sibeliusorch


【追記】
演奏は異なりますが、youtubeに音源がいくつも掲載されています。(2009年2月1日加筆)

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