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2005/05/05

レクオーナ マラゲーニャ

20世紀前半に、クラシックとポピュラー音楽の分野で活躍したキューバの音楽家エルネスト・レクオーナ(1896~1963)は、ピアニストやルンバ・バンド「レクオーナ・キューバン・ボーイズ」のリーダーとして演奏活動を繰り広げたことで知られる。

Lecuona

ハバナ近郊の街に生まれた彼は、幼少期からピアノを学び、14歳のときにハバナ国立音楽院に入学。卒業時には金メダルを得て首席で卒業したほどの秀才であった。「キューバのガーシュイン」とも呼ばれ、アメリカやヨーロッパを中心に華々しい演奏活動や録音などを続けていた彼だったが、1960年、キューバ危機が起こると、革命の混乱を避けて合衆国(フロリダ)に渡り、その後は故国に戻ることなく、生涯を終えることになった。

作曲家としても多作家として知られ、ミュージカルや映画音楽、ヒットソングなどを手がける一方で、クラシック音楽の分野では、キューバの民族色を取り入れたピアノ曲や歌曲など数多く残していて、ラヴェルからも高く評価されたといわれる。

今回取り上げる『マラゲーニャ』は、ピアノ独奏のために作曲された6曲からなる『スペイン組曲「アンダルシア」』の終曲にあたり、南スペイン・マラガ地方に伝わる民謡マラゲーニャによる情熱的かつ叙情豊かな小品。組曲全曲の完成は1922年だが、この曲は1919年に作曲されている。

演奏時間はおよそ4分弱

ピアノ版のほかに、弦楽器やギター用などに編曲され、広く親しまれているが、今回はオーケストラに編曲されたダイナミックで華麗な演奏をご紹介したい。

【お薦め盤】
ダニエル・バレンボイム指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(パイオニア、DVD盤)

Lecuonadvd


【追記】
youtubeにも多くの映像が掲載されています。

<ピアノ版>

<オーケストラ版>

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