« オッフェンバック 大管弦楽のための序曲 | トップページ | バルトーク 舞踏組曲 »

2005/02/13

エロルド 歌劇『ザンパ』序曲

ルイ・ジョゼフ・フェルディナン・エロルド※(1791~1833)は、19世紀前半のフランスの作曲家で、主にオペラ・コミックの分野で活躍したことで知られている。 ※「エロール」ともいう。

Herold

音楽家の家系に生まれた彼は、パリ音楽院で作曲やヴァイオリンを学び、1812年にはローマ大賞を獲得するほどの才能の持ち主であった。20代前半には、交響曲(2曲)や弦楽四重奏曲(3曲)なども作曲しているが、中心となるのは歌劇やバレエといった舞台音楽であり、特に歌劇の分野においては、42年という決して長くない生涯で22曲もの作品を残している。

彼の全作品の中で最もよく知られているのが、1831年に作曲され、1833年にパリのオペラ・コミック座で初演された歌劇『ザンパ』(別名:大理石の許婚)である。「ザンパ」とは、イタリアの海賊の名前で、女性をめぐる騒動がストーリーの中心である。今日では本編が演奏される機会は皆無と言ってよいが、この序曲だけは別格で、次々とメドレーのように繰り出される音楽は、聴く者の心を捕らえて放さない魅力を持っている。

曲は、6つの部分から構成される。冒頭、フォルティッシモで奏されるアレグロ・ヴィヴァーチェの主題が、聴衆を一気に物語の世界へ引き込む。中間部で、ヴァイオリンとフルート、オーボエにより軽やかに歌われる旋律が、かつてNHKFMのクラシック音楽番組「朝の名曲」のテーマ音楽として使用されていたので、ご存知の方も多いのではないかと思う。

演奏時間は、約8分半

【お薦め盤】
ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団(RCA)

Heroldcd


【追記】
名曲でもあり、youtubeにも多くの映像が掲載されています。(2009年2月1日加筆)

« オッフェンバック 大管弦楽のための序曲 | トップページ | バルトーク 舞踏組曲 »

作曲家、この一曲(ア行~カ行)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46318/50851439

この記事へのトラックバック一覧です: エロルド 歌劇『ザンパ』序曲:

« オッフェンバック 大管弦楽のための序曲 | トップページ | バルトーク 舞踏組曲 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

Twitter

無料ブログはココログ

Amazon ウィジェット

  • ウィジェット