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2005/01/22

イッポリトフ=イワーノフ 聖金口イオアン聖体礼儀

ミハイル・ミハイロヴィチ・イッポリトフ=イワーノフ(1859~1935)は、近代ロシアの国民主義作曲家・指揮者として活躍するとともに、多くの音楽家を育てた教育者として知られる。

Ippolitovivanov

ペテルブルク音楽院で、リムスキー・コルサコフに学び、卒業後はグルジアのトビリシで教鞭をとるが、1983年からは、チャイコフスキーの推薦により、モスクワ音楽院に迎えられ、40歳半ばから院長に就任する。

オリエンタリズムあふれる作風で知られ、かつて日本でも、音楽の授業の鑑賞教材として使われた管弦楽組曲『コーカサスの風景(作品10)』からの「酋長(しゅうちょう)の行進」で知られていたが、最近は滅多に録音・演奏されなくなってしまった。

今回ご紹介するのは、『聖金口イオアン聖体礼儀(作品37)』である。
この「聖金口イオアン聖体礼儀(せいきんこう・いおあんせいたいれいぎ)」とは、ギリシャ正教におけるカトリックのミサに相当するもの。ここで歌われる聖教歌は、原則、無伴奏であり、過去、チャイコフスキーやラフマニノフをはじめ多くの作曲家が聖歌を作曲している。日本では、かつて『聖ヨハネス=クリソストムスの典礼』とも呼ばれていた。

イッポリトフ=イワーノフの曲も有名曲のひとつであり、1曲目の詩篇第103篇「我が霊(たましい)よ、主を讃(ほ)め揚げよ」や9曲目の「主や、爾(なんじ)を崇め歌い」など、音楽としても純粋に素晴らしく、僕の愛聴曲である。

演奏時間は約30分。

【お薦め盤】
ボリス・アバリャン指揮、レジェ・アーティス室内合唱団(SONY CLASSICAL)

Ippolitovivanovcd

【追記】
youtubeにも曲が掲載されていますが、上記の演奏とは異なります。(2009年12月1日加筆)
※演奏曲は「我が霊よ、主を讃め揚げよ」です。

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