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2005/01/08

グノー 9つの管楽器のための小交響曲

フランスのシャルル・フランソワ・グノー(1818~1893)は、 『ファウスト』や『ロメオとジュリエット』など、19世紀フランスオペラの分野における、最も重要な作曲家として知られている。

Gounod

幼いころより母親のピアノの手ほどきを受け優れた楽才を発揮し、パリ音楽院で作曲を学び、21歳のときには、カンタータでローマ大賞を獲得する。ローマ留学の後、パリの教会オルガニスト及び聖歌隊楽長を務め、合唱運動団体であるオルフェオン協会の推進者としても活躍し、合唱曲や歌曲を数多く残した。

しかし、とりわけ彼の名を一般に広く知らしめているのは、1859年に、J..S.バッハの『平均率クラヴィーア曲集第1巻』の第1曲ハ長調を伴奏にした歌曲『アヴェ・マリア』であり、「グノーのアヴェ・マリア」として愛唱されている。

彼は、他にも管弦楽や室内楽の分野でも多くの作品を残していて、今回ご紹介する『9つの管楽器のための小交響曲変ロ長調』は、1885年に作曲された管楽合奏のための作品で、編成は、フルート1、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン各2の計9人の奏者で編成される室内楽曲である。

曲は、通常の交響曲の形式にしたがい、4つの楽章からなる。とりわけ第2楽章アンダンテ・カンタービレにおいて、序奏に続き、フルートによって導き出される叙情的な主題が印象的である。
全曲を通して、フランスのエスプリが利いた、素朴でありながら気品のある愛すべき作品である。

彼は1850年代に、オーケストラのための交響曲を2曲残しているが、演奏される機会は多くなく、「グノーの交響曲」といえば、むしろ、この作品の方が有名である。

演奏時間はおよそ20分

【お薦め盤】
モーリス・ブルグ管楽八重奏団(カリオペ)

Gounodcd


【追記】
名曲でもあり、youtubeにも数多くの演奏が掲載されています。

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