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2004/12/05

ペンデレツキ 弦楽のためのシンフォニエッタ

クシシュトフ・ペンデレツキ(1933~  )は、現代ポーランドを代表する作曲家・指揮者であり、日本にも、なじみの深い音楽家である。

Penderecki

代表作である『ルカ受難曲』や『広島の犠牲者に捧げる哀歌』に聞かれるとおり、きわめて前衛的な作風が特徴であり、ある音程内のすべての音をかたまりで演奏させる「トーン・クラスター」という書法の効果的な活用が印象的であるが、1970年代後半以降は、新ロマン主義への傾斜(転向?)が顕著であり、一般聴衆にもわかりやすい保守的な音楽になっている。

この『弦楽のためのシンフォニエッタ』は、1990年から翌年にかけて作曲されたもの。
全体は2つの楽章からなり、第1楽章の冒頭、フォルティッシモでG音を11回、たたきつけるように奏でた後、ヴィオラ独奏によるカデンツァとなり、その後、チェロやヴァイオリンが同様に引き継ぐ展開となる。
第2楽章では、ヴィオラの主題が対位法的に発展していくが、そのダイナミックな音楽は、ショスタコーヴィチの作品を彷彿とさせるものがある。

彼の作品をはじめて聴こうという人には、うってつけの曲だと思う。

演奏時間は約13分

【お薦め盤】
クシシュトフ・ペンデレツキ指揮、シンフォニア・ヴァルソヴィア(SONY)

Pendereckicd


【追記】
youtubeに演奏が掲載されています。(2009年12月加筆)
※作曲者自身の指揮による演奏(第1楽章の冒頭部分)です。

※演奏は異なりますが、第2楽章の名演です。

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