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2004/11/06

ステンハンマル 序曲『エクセルシオール!』

ヴィルヘルム・ステンハンマル(1871~1927)は、スウェーデンが生んだ最も偉大なる作曲家のひとりであり、デンマークのニールセンやフィンランドのシベリウスらとともに北欧音楽の地位向上に尽力した。
また、指揮者やピアニストとしても優れた実績を残している。

Stenhammar

残された作品は、それほど多くはないが、カンタータやピアノ協奏曲、弦楽四重奏曲などに傑作がある。しかし、とりわけ名高いのは、1915年に発表された『交響曲第2番ト短調(作品23)』である。
民族色を漂わせながらも透明感があり、常に品の良さを失わない彼の作品は、シベリウスほどの強烈なインパクトには欠けるかも知れないが、もっと広く親しまれてもよいはずである。

この演奏会用序曲『エクセルシオール!(作品13)』は、彼が20代の半ば、1896年に完成された作品で、指揮者としての彼のデビュー作にもなった。

「エクセルシオール」とは「より高みへ」という意味であり、その題のごとく冒頭から、木管の三連符に乗った弦による強奏で、切迫した主題が登場する。一聴すればすぐにわかるとおり、まだドイツの作曲家(特にワーグナー)の影響のもとにあったころの作品だが、曲に流れる若さと情熱には抗しがたい魅力がある。

演奏時間はおよそ13分

この曲の魅力を伝えて余すところのない、ヤルヴィの旧盤をお薦めする。
※併せて、傑作『第2交響曲』も聴ける。

【お薦め盤】
ネーメ・ヤルヴィ指揮、エーテボリ交響楽団(BIS)

Stenhammarsym2


【追記】
youtubeに、曲が掲載されました。(2010年3月27日加筆)
※演奏は異なります。

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