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2004/11/27

ラロ ファンタジー・オリジナーレ(風変わりな幻想曲)

近代フランスの代表的作曲家のひとりであるヴィクトール・アントワーヌ・エドゥアール・ラロ(1823~1892)は、スペイン系のフランス人として、生涯にわたり民族色豊かな作品を残したことで知られる。

Edouard_lalo

40歳になるころまでは作曲家として不遇であったが、1874年にスペインの名ヴァイオリニスト、サラサーテに出会ってからは、『ヴァイオリン協奏曲第1番ヘ長調(作品20)』で成功を収め、次いで翌年に初演された『スペイン交響曲ニ短調(作品21)』で、名声を決定的なものにした。

この『ファンタジー・オリジナーレイ短調(作品1)』は、彼が20代半ばの1848年ころに作曲・出版されたヴァイオリンとピアノのための作品。曲全体は、きわめてスペイン色が濃厚である。「オリジナーレ」とは、独創的とでも訳せようが、スペイン人の血が流れる自分の独自性を表現し、世に問うた作品といえるのではないか。

4楽章ソナタの形式に従いながら、きわめて自由に楽想を展開させる青年ラロの意欲作である。

僕は、ラロの管弦楽作品が持つ熱い情熱や華麗な筆遣いが大好きで、可能な限り音源を蒐集したり、その生涯について調べたことがある。いつか彼に関するホームページを開設できればよいのだが・・・。

演奏時間はおよそ10分

【お薦め盤】
ルイジ・アルベルト・ビヤンキ(Vn)、ドゥボラ・コヴァシェヴィチ(Pf)(ダイナミック)

Lalo_violin_and_piano_cd

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