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2004/11/13

ジョリヴェ フルートと弦楽合奏のための協奏曲

現代フランスの作曲家アンドレ・ジョリヴェ(1905~1974)は、メシアンらとともに作曲グループ「ジュヌ・フランス(若きフランス)」を結成し、精力的に作品を発表するとともに、教育者として後進の育成に尽力した。

彼は、画家の父親とピアニストの母親の間に生まれた生粋のパリっ子で、幼少期よりピアノやチェロなどを学んだが、特にエドガー・ヴァレーズから和声や対位法などを学んだことが、後の彼の作曲スタイルに決定的な影響を与えることになる。

Jolivet

代表作に、「赤道協奏曲」とも呼ばれる『ピアノ協奏曲』があり、1951年の初演時には、その原始的かつ過激な内容から、ストラヴィンスキーのバレエ音楽『春の祭典』以来の大騒動を巻き起こした。

今回ご紹介するのは、それとほぼ同時期、1949年の作曲ながら、きわめて叙情性あふれる名曲として知られている『フルートと弦楽合奏のための協奏曲』であり、パリ音楽院のコンクール課題曲として作曲された。

曲は単一楽章形式によっているが、4つの部分からできている。
第1部では、弱音器付きの弦楽合奏の上で、フルートがゆるやかで幻想的な旋律を奏でる。アタッカで続く第2部スケルツォでは、フルートと弦の軽やかな、かけ合いがおもしろい。
深刻ではあるが、わずか23小節の短い第3部に続いて、リゾルート(決然と)と指示された第4部では、フルートの鮮やかな名技が聞ける。

演奏時間は約13分

【お薦め盤】
スーザン・ミラン(Fl)、リチャード・ヒコックス指揮、ロンドン・シンフォニエッタ(Chandos)

Jolivetflute


【追記】
youtubeに演奏映像が掲載されています。

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