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2004/10/16

イザイ 悲劇的な詩

ベルギーが生んだ大ヴァイオリニストのウジェーヌ=オーギュスト・イザイ(1858~1931)は、幼少期からヴァイオリニストの父に教育を受け、その後もヴィエニャフスキやヴュータンら、名教師に学んだ。1886年、ブリュッセル音楽院教授に任命されて以降は、主に母国の音楽界の発展に力を尽くした。

Ysaye

作曲家としても優れた作品(主にヴァイオリンのための)を、いくつか残していて、特に6曲の『無伴奏ヴァイオリンソナタ(作品27)』は名高い。

この『悲劇的な詩(作品12)』は、1892年から1893年にかけて作曲されたヴァイオリンと管弦楽のための協奏的作品で、冒頭から、ソロヴァイオリンの哀愁を帯びた旋律が揺れ動く心の動きを表す。後半、ラルガメンテ(豊かに)の指示で、オーケストラの総奏による壮大な悲劇のクライマックスを築く場面は、身震いがするほど感動的である。ショーソンの『詩曲』にも匹敵する名曲だと思う。

なおこの作品は、フォーレに献呈されている。

演奏時間は約15分

【お薦め盤】
ジェロルド・ルビンシュテイン(Vn)、メンディ・ロダン指揮、ベルギー国立管弦楽団(コッホ)

Ysaye_disc


【追記】
有名曲でもあり、youtubeに多くの映像が掲載されていますが、これは優れものです。(2009年2月1日加筆)
※ソロヴァイオリンパートの譜面付きです。

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