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2004/10/31

グリーグ 過ぎた春

ノルウェーが生んだ国民的作曲家であるエドヴァルド・ハーゲルップ・グリーグ(1843~1907)は、自国の民謡や民話を研究し、その精神にもとづいた多くの作品を発表し、当時、スウェーデン支配下だった祖国の文化の確立に尽力した。

Grieg

代表作には、劇音楽『ペール・ギュント』や『ホルベルク組曲』などの管弦楽曲、唯一完成された『ピアノ協奏曲イ短調』、『ヴァイオリンソナタ第3番ハ短調』などがあり、コンサートでもさかんに演奏されているが、彼の作曲の根幹をなすのは、ピアノ曲や歌曲である。妻であるニーナとは、おしどり夫婦として知られ、歌曲の多くは彼女のためにつくられている。

今回ご紹介する「過ぎた春(Last Spring)」は、1883年の弦楽合奏のための『2つの悲しい旋律(作品34)』の第2曲である。
元は1880年、歌曲集『ヴィニエの詩による12の旋律(作品33)』の第2曲としてつくられたものを彼自身が編曲したもので、死期が近いと悟った老人が、またこうして春の訪れ感じることができた喜びを歌っている。

弦楽合奏の限りなく美しい歌が、かなしみにも似て、人生の幻冬期を描き出す。深く心に残る名曲である。

演奏時間は4~5分

【お薦め盤】
ネーメ・ヤルヴィ指揮、エーテボリ交響楽団(グラモフォン)

Griegcd


【追記】
youtubeにも多くの音源があります。やはり名曲ですね。(2009年2月1日加筆)
※演奏は異なりますが、超名演です。

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