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2004/10/16

ブルックナー ミサ曲第3番

オーストリアの作曲家アントン・ブルックナー(1824~1896)は、ブラームスやマーラーなどと並んで、後期ロマン派の偉大な音楽家として広く知られている。

Bruckner

幼少期から、リンツ郊外の聖フローリアン修道院の少年聖歌隊に入り、長じては付属教会の優秀なオルガン奏者として活躍しながら合唱曲や器楽曲を作曲していたが、40歳のころにワーグナーの音楽の洗礼を受け、シンフォニストとしての道を歩み出す。

生涯に11曲の交響曲をはじめとするオーケストラ曲を残しているが、宗教曲の分野でも数多くの作品を残していて、1868年に初稿が作曲された、この『ミサ曲第3番ヘ短調』は、『テ・デウム』などとともに、ブルックナーが残した宗教曲の最高傑作に数えられている。

曲はミサの定石に従い、「キリエ」「グローリア」「クレド」「サンクトゥス」「ベネディクトゥス」「アニュス・デイ」の6曲からなり、冒頭より、真摯で清澄かつ荘厳な音楽が展開される。まさにブルックナーの「神への信仰告白」といえる作品で、全てが聴きどころであるが、例えば「ベネディクトゥス」の神々しいまでの美しさは、もはや、この世のものとは思えないほどである。

なお、この曲は、作曲者により何度も手を加えられていて、通常、1881年改訂の第3稿が演奏される。

演奏時間は約70分

チェリビダッケ&ミュンヘン・フィルの演奏は、遅めのテンポで曲の本質を描き切っていて、この曲の決定版ともいえる演奏である。

【お薦め盤】
セルジュ・チェリビダッケ指揮、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団及び合唱団ほか(EMI)

Brucknercd


【追記】
youtubeにも多くの演奏が掲載されています。(2009年2月1日加筆)
※演奏は異なります。

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作曲家、この一曲(ナ行~ハ行)」カテゴリの記事

コメント

ブルックナーのミサ曲&テ・デウムはすべてヨッフム版で聴き未だにそれ以外所有していませんでした。チェリビダッケ版も聞いてみようと思います。

コメント、ありがとうございます。
このチェリビダッケの演奏、リハーサルDVDも発売されていて、とても感動的ですよ。
機会があれば、ぜひご覧ください。

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