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2004/09/04

バターワース 2つのイギリス田園詩曲

「こんな曲を聴くなんて、こいつは、ひょっとすると三浦淳史のファンだったのか?」

そのような声がクラシック音楽マニアの間から聞こえてきそうであるが、「残念ながら」そのとおりである。
彼のおかげでディーリアスをはじめイギリス音楽に魅了され、どれだけ影響を受けたことか・・・、それは今も変わらない。

さて、本題に入ろう。

近代イギリスの作曲家ジョージ・バターワース(1885~1916)は、ロンドンに生まれ、幼少期より母親から音楽教育を受けたが、弁護士の父親の命令でオックスフォード大学で法律を学ぶ。だが、そこでヴォーン・ウィリアムズと出会い親友となったことで、彼の音楽家としての人生が定まった。

Butterworth

卒業後は、別の大学で教鞭をとるようになるが、第一次世界大戦の勃発により召集命令が下る。彼は作曲の草稿や不本意な作品を、すべて焼却し出征したという。そして、帰らぬ人となる。戦死後、英国政府から陸軍十字勲章が親元に届けられたが、一人息子を失った父は勲章を手にとって泣き崩れたといわれている。

短い生涯に残された作品は少ないが、歌曲集『シュロップシャーの若者』やその主題に基づく狂詩曲は、紛れもない傑作であるし、今回ご紹介する『2つのイギリス田園詩曲』も同様である。

第1番は、弦楽器の伴奏でオーボエが素朴で楽しげな主題を歌い、やがて大きく盛り上がる。どこまでも広がる美しいイギリスの田園風景を彷彿とさせる名作である。

演奏時間はおよそ10分

【お薦め盤】
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団(ロンドン)

Butterworthcd


【追記】
何とyoutubeに、伝説のカルロス・クライバー&シカゴ響の演奏が掲載されました。これは必聴です!
※「第1番」のみ。

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