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2004/08/21

マルトゥッチ ノットゥルノ(夜想曲) 

近代イタリアの作曲家といえば、まずヴェルディやプッチーニがあげられるが、コアなクラシック音楽ファンにとって、ジュゼッペ・マルトゥッチ(1856~1909)の存在を忘れるわけにはいかない。

幼少のころから、音楽家であった父の下で英才教育を受け、天才ピアニストとして活躍。20歳代半ばにはナポリ音楽院の教授に就任するなど教育者としても活躍した。主な弟子には、レスピーギがいる。

Gmartucci_2


彼は指揮者としては、ワーグナーの楽劇を積極的に取り上げたが、作曲家としては、交響曲や協奏曲をはじめとする「絶対音楽」に最高の価値を求め、創作活動に取り組んだ。大指揮者トスカニーニは、彼の熱心な信奉者であり、作品の紹介に協力を惜しまなかったことは有名である。

この『ノットゥルノ(作品70の1)』は、1888年頃にピアノ曲として書かれたものを、後にオーケストラ用に編曲した作品。
短い序奏に引き続き、弦楽合奏による表情豊かで哀愁を帯びたテーマは、イタリア人らしい歌心に溢れており、そのまま歌詞を付けて歌われてもおかしくないくらいである。後半、テーマがオクターブ上で戻ってきて盛り上がりをみせる瞬間には、心を揺さぶられずにはおかない。

演奏時間は約8~9分

リッカルド・ムーティ指揮による名演もあるが、曲の素晴らしさを教えてくれたCDに敬意を表して。

【お薦め盤】
フランチェスコ・ダヴァロス指揮、フィルハーモニア管弦楽団(ASV)

Martuccinotturno


【追記】
演奏は異なりますが、youtubeに演奏がアップされています。(2009年12月5日加筆)

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