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2004/08/21

ジュリーニ&ロス・フィルによるブラームス『交響曲第1番』

ブラームスの交響曲は、4曲いずれも甲乙付けがたい名曲だが、演奏会で聴く機会が最も多いのは、何といっても第1番であろう。

構想21年、43歳のブラームスが満を持して世に問うた自信作であり、全編にわたって密度が濃い音楽が展開される。初めて聴く人は、あまりのテンションの高さに「聴き疲れ」するかもしれないが、聴き込むにつれて、その素晴らしさに夢中になってしまう。暗黒(ハ短調)から光明(ハ長調)へというスタイルが、ベートーヴェンの『運命交響曲』と似たカタルシスが得られることもあり、人気曲になっている。

ジュリーニとロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団による演奏は、遅めの堂々たるテンポと太い旋律線、特に総奏時の圧倒的な推進力は、他の追随を許さない。
イタリア人指揮者らしく、辛口ながらよく歌うメロディ、随所で聴かれるティンパニとトランペットによる鋭い打ち込みなど、聴きどころ満載である。

ロス・フィルの音色は決して最高とは言い難いが、すみずみまでよくトレーニングされていて技術的には申し分ない。

1980年当時の、このコンビによる演奏(ベートーヴェンやシューマンなど)は、どれも素晴らしい。

【お薦め盤】
ブラームス:交響曲第1番
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮、ロスアンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団(グラモフォン)
1981年録音

Brahms_symno1_giulini

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